新党、「平沼党首」で合意…10日に結成(読売新聞)

 新党結成を目指す無所属の平沼赳夫・元経済産業相と自民党に離党届を提出した与謝野馨・元財務相らは5日夜、都内で会談し、新党を10日に結成し、平沼氏が新党の党首に就任することで合意した。

 新党には当初、国会議員5人が参加することも確認。政策面では、経済成長と財政再建を「車の両輪」とし、将来的な消費税率引き上げによる増税も視野に入れることなどで一致した。

 会談は約2時間行われ、平沼、与謝野両氏のほか、園田博之・元官房副長官、藤井孝男・元運輸相が出席。新党を支援する石原慎太郎・東京都知事も加わった。

 平沼氏は会談後、記者団に、自民党の鴻池祥肇・元防災相と平沼グループの小泉龍司、城内実両衆院議員の3国会議員が将来合流するとの見通しを示した。平沼氏は、政党助成法の政党要件として必要な5人目の国会議員の名前を明らかにしなかったが、自民党の中川義雄参院議員について「(新党参加をめぐって)話している」と語った。

 無所属の鳩山邦夫・元総務相については、結党時の参加は見送られるとの見通しを示し、6日にも行う鳩山氏との会談を踏まえて、判断する考えを示した。

 党名は、4候補に絞り込んだが、決まらなかった。平沼氏は「今の時代に合っているのは、ひらがながいいんじゃないか」と語った。

 夏の参院選に向けた候補擁立については、「比例なら最低10人は選ばなければならない。東京はしっかり立てていこうと(思っている)。3人区もあるから、一生懸命考える」と述べた。

 会談に先立ち、園田氏は5日、自民党本部で谷垣総裁と会談し、離党届を提出した。藤井氏も同日、「判断すれば(離党は)今週中だ」と述べた。平沼氏と近い前衆院議員の中山成彬・元国土交通相は5日、新党に参加し、夏の参院比例選に出馬する考えを表明した。

 また、与謝野氏は5日、中曽根元首相や青木幹雄・自民党前参院議員会長、渡辺恒雄・読売新聞グループ本社会長・主筆と個別に会談し、新党結成について報告した。

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インサイダー取引で税理士ら4人に課徴金 最高で1127万円(産経新聞)

 株式の公開買い付け情報を公表前に入手し、不正な株売買で利益を得ていたとして、証券取引等監視委員会は30日、金融商品取引法に基づき、税理士や信金職員ら4人に対し、課徴金納付命令を出すよう金融庁に勧告した。4人のうち、課徴金の最高額は1127万円に上った。

 勧告によると、税理士らは平成21年1月から2月までの間、静岡県吉田町の家電、自動車部品メーカー「南部化成」株の公開買い付け情報を知人の同社社員や親会社社員から入手、公表前に200〜1万5900株を購入。買い付け情報が公表された同年2月27日以降に売り抜け、最高で1千万円近い不正な利益を得たとされる。

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衆院外務委員会参考人質疑(森田一元自民党衆院議員意見陳述)(産経新聞)

 【核密約】抄録(1) 

 衆院外務委員会が19日午前に行った核持ち込みなど日米間密約に関する参考人質疑の抄録は以下の通り。

              ◇

 森田一元運輸相「私が関与したのは大平(正芳)外務大臣、大蔵大臣、総理大臣の秘書官としての1960年1月の安保改定時の核持ち込みに関する密約と、大蔵事務官としての1972年の沖縄返還時の原状回復補償費の肩代わりに関する密約です。

 まず、前者に関して、私は外務大臣の秘書官、大蔵大臣の秘書官、総理大臣の主席秘書官でしたが、次の通りでございます。

 第1点として、池田内閣の大平外務大臣は、ライシャワー大使とは肝胆相照らす仲でしたので、時折、会っておりました。

 第2点として、1963年4月3日に、ライシャワー大使の秘書から、今度は首相公邸でお会いしたいという申し入れがあり、何かあるなということを感じたわけでございます。

 第3点として、大平大臣はよく、その日の出来事について私に語って聞かせることが多かったわけですが、この会談後につきましては、何も申しませんでした。

 第4点として、しかし、それからしばらくして、私は秘書官のときも秘書官でないときも、大平正芳のゴルフのお供をしていたわけですが、その1日ですが、ゴルフに行く途中で、小さな声で、イン

トロダクションというのをつぶやいて、考え込んでおる姿を見まして、会談の中身を察した次第でございます。

 第5点として、このイントロダクションというつぶやきは、その後も続いたわけですが、そのうちに会談の内容を打ち明けられました。

 時が移って、第6点として、田中内閣になりまして、大平は2度目の外務大臣となり、私も再度、大蔵省から出向して外務大臣の政務秘書官になったわけです。そのときに大平大臣から、将来回顧録を書くときに参考にしたいので、日記をつけるようにいわれたのです。

 その日記を今、読み返しますと、木村俊夫外務大臣がアフリカ出張に出発するに際し、大平大蔵大臣が外務大臣を兼任することにした。それは核問題に一応の決着をつけるためである、とか、あるいは10月31日のところには、ホテルで外務省幹部と核問題について打ち合わせをした、とか、あるいは、田中総理大臣はこの問題を処理して退陣する決意を固めているようだ、と書かれています。特に、最後のこの記述に関しては、私も鮮明に覚えておるんですが、書かなければよかったという思いから、日記に斜線が引かれてます。

 ちなみに、このとき大平外務大臣が、大蔵大臣に横滑りをする際に、その後任になったのは木村俊夫先生でした。木村先生はそのときはよく知らなかったんですが、後でいろいろ知るところによりますと、佐藤内閣の官房長官のときから、この問題についていろいろ考えられ、悩んでおられたようですが、このように、この問題に悩む2人が偶然、田中内閣で顔をそろえることになったわけです。そこで田中総理に対する働きかけということになったんだろうと思います。

 第7点として、1978年、大平が総理大臣、内閣総理大臣になってから、伊藤圭一氏が国防会議の事務局長になられたときに、大平総理から言われて、この問題を解決することについて、いい知恵はないか聞いてくれ、ということで電話をしました。

 もちろん、なかなかこれといったいい知恵はなかったわけですが、第8点、1980年4月に総理の執務室で、伊東正義官房長官と加藤紘一官房副長官と主席秘書官をしていた私が顔をそろえて大平総理と話すことがあったわけです。それぞれ忙しいので、このように4人が顔をそろえることはあまりなかったもんですから、そのときにいろんな話をしました。

 そのときに問わず語りに大平総理の口をついて出たのは、「例の核の問題について国民に分かってもらえるような、いい方法はないだろうか」といわれたわけです。3人とも考えて、3人ともほとんど同時に、「そりゃ難しいでしょうね」と答えました。というのは、40日抗争の後でもあり、この問題に手をつければ(自民)党内が大変やかましくなるという思いがあったからです。大平はそれを聞いてぶぜんとして、「難しいからこそ君たちに聞いているんだ」ということをいって、再びこの問題に言及することなく、6月12日に他界したわけです。以上がいわゆる核持ち込みの密約について、私が関与した全容です。

 次に、後者の沖縄返還時の原状回復補償費の肩代わりに関する密約につきましては、私が大蔵省主計局法規課の筆頭課長補佐として関与したものです。私は1970年7月10日から1971年7月9日まで、課長補佐をしていました。

 そのときの模様は次の通りでございます。

 まず第1点として、法規課というのは主計局の、いわば法制局のようなところで、財政支出に関係のあるいろんな問題について各省から問題が持ち込まれておりました。この問題については、沖縄返還に関しては、外務省の条約局から持ち込まれたわけです。そして、条約局の中島敏次郎課長と、栗山尚一法規課長と、主計局の戸塚岩夫法規課長と、私の4人で、ことの性格上、外務省に出かけまして外務省の会議室で協議したわけです。

 その中で戸塚課長から、「あなた方の説明を聞いていると日本側が米国側に支払う話ばかりしているけれども、米国側からもらう話もあるんじゃないか」という発言がございました。外務省側が「ちょっともらう話というのは…」という発言をしますと、戸塚課長は、「例えば飛行場が返還されても、農民にそのまま返すわけにはいかんじゃないか、原状回復をしなきゃいかんでしょう、その費用だ」と言いました。

 第3点として、戸塚課長は、「大蔵省としては金額の大小よりも米国からもらうべきものはちゃんともらった、ということが大事なんだ」ということを力説すると同時に、金額については「森田を沖縄に派遣して確定させるから、米国側に要求してもらいたい」ということを言ったわけです。

 第4点として、私はその結果、沖縄に1週間出張して、戸塚課長の指示がありましたので、私が沖縄返還交渉の一環として沖縄に来たということは一切悟られることなく、琉球政府の、いわば雑談のような形で会談をして、400万ドルという金額を割り出したわけです。

 第5点として、外務省が米国側に要求したところ、日本側から支払われるお金については、金額がいくらであっても何の問題もないが、米国側が支払うお金についてはその金額がたとえ小さくても歳出権を議会からとることが大変だ、ということが連絡、外務省から連絡を受けました。

 第6点として、その連絡を受けたとき、これは大変やっかいなことになったな、と思ったわけですが、しばらく推移を見るほかはありませんでした。若干時間がたちまして、外務省から、上とも相談したのですが400万ドルについては、米国側が日本側が支払う3億2000万ドルの中から支払うということにしたいので、主計局としても了解してほしいということでした。

 これは極秘にするから、ということでもあり、問題が難しくなっていることはよくわかっていましたから、主計局としても特に異議を差し挟まなかった次第です。

 以上が沖縄に関する私が関与したいわゆる密約の全容でございますが、同じ大蔵省でありながら、私たちは、柏木さんと話し合いはなく、いわゆる有名な柏木・ジューリック会談の中身についても外務省を経由して内容を聞いていたわけです。

 それから、ご関心があるかと思いますが、いわゆる無利子預金の件につきましては、これは主計局のマターでございません。国際金融局のマターでしたので、私どもは一切聞いておりません。以上でございます。

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<遺体解剖>別人と取り違える 東京都監察医務院(毎日新聞)

 東京23区で見つかった死因不明の遺体を調べる東京都監察医務院(東京都文京区)が今月7日、病死のため解剖が不要と判断された男性(75)の遺体を別人と取り違え、誤って行政解剖していたことが23日、分かった。

 警視庁城東署によると、75歳の男性は7日午前、江東区の自宅のベットであおむけで死亡しているのが見つかった。検視で病死と判明したため、解剖は不要とされ、同署の霊安室で袋に包み安置していた。ところが、医務院職員が7日午後、死因不詳で解剖の必要があるとされた男性(84)の遺体を医務院に搬送する際、近くに安置されていた75歳の男性の遺体と取り違えて運び出したという。

 84歳の男性には解剖対象であることを示すリストバンドが巻かれていたが、医務院の職員が袋を開封してバンドの有無を確認しなかった。医務院の監察医もバンドをチェックせずに解剖。終了後に職員が気づき、改めて84歳の男性を解剖した。【山本太一】

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なぜ殺害し、現場に火をつけたのか…「半落ち」の女子大生殺人犯(産経新聞)

 【衝撃事件の核心】

 千葉県松戸市で昨年10月、千葉大園芸学部4年の荻野友花里さん=当時(21)=が殺害され、部屋が放火された事件は、強盗殺人や現住建造物等放火罪などで竪山辰美被告(49)が起訴されたことで1つの区切りを迎えた。昨年11月に別の女性に対する強盗強姦未遂事件で竪山被告を逮捕して以来、4カ月に渡って取り調べを行った松戸署捜査本部。しかし、最大の狙いだった竪山被告本人の“完落ち”による事件の全容解明までには至らなかったようだ。事件の真実はなんだったのか。結論は裁判員も参加する法廷の場に持ち越される。(西山典男)

■捜査員は休み返上、解明進むも…

 「完落ち? とんでもない。そんなタマじゃないのは、起こした事件を見れば分かるでしょう。相変わらずのらりくらりだよ」

 起訴直前の3月上旬、千葉県警の捜査幹部は悔しさ半分、あきらめ半分、といった表情で、竪山被告の様子を説明した。

 竪山被告は、昨年11月の逮捕後、公開されたATM(現金自動預払機)で金を下ろす男について「自分だ」と認める一方、使用したカードについては「拾った」などと供述していた。

 供述に変化が見られたのは、年が変わった1月上旬のことだった。「荻野さんともみ合いになって刺した」などと容疑を一部認める供述を開始。部屋に火をつけたことについても認め始めていた。

 年明け早々の心変わり。「これには理由があった」と捜査幹部はいう。

 逮捕当初から竪山被告の取り調べを担当していた捜査員は年末年始の休みを返上、毎日取調室へ赴き、留置施設から竪山被告を呼び出していた。

 理由は「竪山の話し相手を務めるため」という。話を聞いていくうちに、かたくなだった竪山被告の態度が徐々にほぐれていく。「これで信頼を得ることができた」と捜査幹部。結果、年明け以降に一連の事件の解明は一気に進むことになった。

 しかし、最後まで竪山被告が認めなかったものがある。それが、荻野さんへの「殺意」だ。

■殺意立証に自信の捜査本部、でも動機は?

 捜査本部は「殺意の否認は想定内だった」という。「死刑の可能性もあると思えば、言い逃れなんて何でも思いつくだろう。あいつの言うことはうそばかり。当初からコロコロ供述を変えて信用ならなかった。だから、真実は話さないかもしれないとは思っていた」と、県警幹部は話す。

 それに備え、捜査本部では供述なしでも認定できるための証拠を積み上げてきた。

 捜査の基本として、殺人罪を立件するためには犯人が「人を殺害する」という意思=殺意を持っていたことを証明しなければならない。

 そのために必要になってくるのが、「殺そうと思いました」「死ぬと思いましたなどの本人の自供のほか、使用された凶器、傷の深さ、傷の場所、傷の角度、傷の数など、「殺意があったと類推できる」状況証拠だ。

 今回の事件では、(1)一般的に殺傷能力が高いとされる「包丁」が使われ(2)急所である「胸や首」などが複数回刺され(3)胸の傷は深さ11センチもあり動脈に達していた。

 「もみ合いになって刺したくらいで、あれだけ深くは刺さらないだろうし、何度も刺す必要もない。竪山がしゃべらなくても、遺体の状況から、殺意の立証に問題はない」と捜査幹部は自信を見せる。

 捜査幹部は「弁護側も『殺すつもりはなかった』と主張するのだろうが、今回は『遺体の状況を示す』というシンプルな方法で、竪山被告の主張の矛盾点は示せる」と楽観的だ。

 ここまでの過程を見ていくと、殺意を認めず「被害者が死んだ」という外形的な事実のみを認めるという被告の姿勢は、くしくも2年7カ月の逃亡生活の後、昨年11月に死体遺棄容疑で逮捕、その後殺人などの罪でも起訴された市橋達也被告(31)の姿勢と重なる。

 実は両被告の弁護団は弁護士が一部重なっており、関係者の中には「両者が同じような主張をするのは、そうした背景もある」とみる向きもある。

 いずれにせよ、市橋、竪山両被告とも「殺意」の立証が公判で大きな争点となることは避けられそうになさそうだ。

 ただ、仮に殺意をもっていたとしても、「なぜ殺害したのか」という点については、捜査本部は依然明確な答えを出せていない。

 竪山被告は昨年9月に出所後、あちこちで強盗を働き、女性に危害を加えていたものの、命を奪うまでの行為はしていない。では、なぜ、荻野さんだけ殺害したのか。

 ある捜査関係者は、「気丈にも荻野さんが抵抗したのか」と話す。

 別の幹部は「一般論だが」と前置きしたうえで、「人を殺す場合には大ざっぱに分けて2つある。『怨恨(えんこん)』の場合と、『口封じ』や『証拠隠滅』が目的の場合だ。今回は、(激しく刺されるなどした)遺体の状況から前者のように見えるが、はたして竪山が(荻野さんに)激高するような出来事があったのか…」と首をかしげる。

■友人の“思い”で消し去れなかった「痕跡」

 一方、竪山被告の連日の調べで、徐々に明らかになってきた部分もある。

 まずは、荻野さんの事件数日前からの竪山被告の行動だ。

 竪山被告は平成14年に神奈川県内で起こした強盗致傷事件で服役し、昨年9月に出所したばかり。その後すぐに空き巣を始めたが「金にならないので、強盗を始めた」と供述している。そうしたなか、新たなターゲットにしたのが荻野さんだったようだ。

 竪山被告は荻野さん宅への侵入について「事前に数回下見した。ベランダの下に塀があり、入りやすいと思った。ベランダから窓を割って室内に侵入した」と説明。殺害時に着ていた服については、「荻野さんの血が付いたので着替えて捨てた」と供述している。

 いったん現場のマンションを離れたにもかかわらず、再度遺体が残る現場に戻り、最後には火をつけた理由についても明らかになりつつある。

 捜査関係者によると、竪山被告は「自分が部屋にいた『痕跡』が残っているのではと不安になった」という趣旨の供述しているという。

 昨今、報道やドラマなどの影響で、広く一般に知られるようになった科学捜査。竪山容疑者も、DNA鑑定などに一定の知識を持ち、体毛や指紋などの痕跡を消し去ることに神経を使っていたようだ。

 しかし、証拠隠滅工作は、結果的に失敗している。

 荻野さんの首に巻き付いていたストッキングのような物質から得られたDNAが、竪山被告のものと一致したのだ。竪山被告の供述通りに出てきたTシャツについていた血についても、荻野さんのものと判明している。

 竪山被告は荻野さんの部屋に火をつけた際、「ドアをたたく音がしたので逃げた」と供述しているという。当時は、荻野さんと連絡が取れないことを心配した友人が荻野さん方を訪れており、部屋から煙が出ていることに驚き、玄関ドアをたたいたという。

 荻野さんを思う友人の取った行動。それが竪山被告を慌てさせ、証拠隠滅を不完全なものにしたのかもしれない。

■残された両親…癒えぬ気持ち

 荻野さんの両親は、竪山被告の起訴に合わせ「捜査員の方々に大変感謝しております。残された遺族は、犯人を絶対に許しません」などとする内容のコメントを発表。いまだに癒えぬ心の内を明かした。

 千葉大学園芸学部は16日にも、学部長や指導教官らが荻野さんの兵庫県の実家に赴き、荻野さんの卒業認定証を両親に手渡すという。

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みんなの党支持率急上昇 「小さな政府」明確だから 渡辺喜美・みんなの党代表インタビュー(上)(J-CASTニュース)

 みんなの党の支持率が伸びている。各種世論調査では、与党の社民党や国民新党を上回り、公明党や共産党とほぼ互角。民主、自民につぐ3番手に浮上した調査もある。なぜ人気が出ているのか。他党との違いは何か。みんなの党の渡辺喜美代表にインタビューした。

――読売新聞が2010年3月上旬に実施した世論調査では、参院選でみんなの党に投票しようと思っている人は4%で、公明党と並ぶ3位でした。共産党(3%)や社民党(1%)より多い支持率で、他の調査でも同様の結果が出ています。

  渡辺 おかげさまで、非常に手ごたえがいいですね。自民党の迷走が終わったと思ったら、民主党の迷走が始まっちゃいましたからね。政治の閉塞感が再び高まってしまいました。逆にそうなると、我々の活躍する場面が広がるということなんでしょうね。

■「我々が一番驚いています」

――共同通信の世論調査(3月上旬)では、民主・自民の次の単独3番手(3.9%)に支持されています。

  渡辺 我々が一番驚いています。だって、組織も団体も何もないんですから。支援団体とか、まるでない政党ですからね。そういう徒手空拳の政党が、民主・自民という大所帯の巨大政党の次に支持率がくるなんていうのは、ちょっと信じがたいですね。

――なぜ、支持が集まってきているのでしょうか。

  渡辺 いわゆる「無党派」の人たちの腑に落ちる政治が行われていないということだと思います。さらに自民党支持や民主党支持の人たちも「どうも今の二大政党制って変だな」と思う人が結構多いのではないでしょうか。そういう現状に満足していない人たちの受け皿になっているのだと思いますね。

――民主党や自民党との違いは何でしょうか?

  渡辺 我々は、主張が非常に明快です。「政権交代+政界再編」と選挙前から言ってきました。政権交代後は、徹底した「国家のリストラ」を行う、バラマキはさせないということを言ってきました。そういうことを言っている政治勢力はみんなの党しかなくなってしまったんですね。
   自民党が「小さな政府」路線を捨ててしまい、民主党も自民党も「大きな政府」路線、つまり国家介入を広げていくという社会主義路線に傾いているわけです。それに対して我々は「小さな政府」を志向して、将来につけを回さないと主張しています。なおかつ、経済のパイを膨らませていくための「成長戦略」を明確に打ち出している。そういう明快なところが支持を集める要因になっているのだと思います。

■「自民党は官僚依存、民主党は組合依存」

――09年8月の結党宣言のキーワードは「脱官僚」や「地域主権」で、民主党と似ているなという印象でしたが……

  渡辺 自民党は「官僚依存」で、民主党は「組合依存」。その官僚と組合は裏でつながっていて、なれあいの関係にある。したがって民主党が政権をとっても、(2月19日に閣議決定された)公務員制度改革案に典型的にあらわれているように自民党時代よりも腰がひけている。我々は徹底した改革を進める立場ですから、民主党の「偽装改革」ぶりがすぐ目についてしまうわけですよ。
   我々も「脱官僚」「地域主権」と言ってきましたが、民主党が政権をとってみたら改革は不徹底。これはただ単に時間がないからというのではなくて、構造的なしがらみが邪魔をしているということが徐々に明らかになってきたと思いますね。

――しがらみというのは「組合依存」が一番大きい?

  渡辺 そうですね。たとえば、官僚と組合の既得権益を維持している役所があります。それは人事院ですが、今度の改革プランにはそこに全くメスが入っていません。公務員の給与は民間に比べてはるかに特権的な優遇がされていますが、公務員には身分保障があり、労働基本権の制限の代わりに人事院が勧告を出して給料を守っている。こういうところに民主党はメスを入れようとしていない。まさに官僚と組合のなれあいを補強する政権になってしまった。

――みんなの党の支持層はどうでしょうか。イメージ的には、都会で働いている、比較的若いサラリーマンが強く支持しているのかなと思えますが?

  渡辺 そういう経済の最前線にいる人たちのほか、子育て中のお母さんや年金生活者もいて、老若男女、多種多様だと思います。ただ、最前線にいる、比較的若い世代の人たちは、ほかの世代よりも支持が多い傾向があるかもしれませんね。

――インターネットのブログやコメントを見ていると、ネットユーザーの支持もかなりあるように見えます。

  渡辺 ネットの世論調査では支持が高く出る傾向があると思いますね。新聞社がやっているような固定電話の調査と違ってサンプル数も多いし、ストレートに答えが返ってくる。結局、ネットの調査のほうがより真実に近いような気がします。あるいは、先を見ているという「先行指標」としての価値があるような気がしますね。
   固定電話の世論調査だと、選択肢がみんなの党にたどりつくまで9番目ぐらいですから。民主党、自民党、公明党、共産党、社民党…改革クラブとかきて、みんなの党の名前が出てくるのは最後ですから。嫌になっちゃいますよね(笑)。そういう意味では、(選択肢を一覧で見せられる)ネット調査のほうが真実に近い数字が出るんじゃないですかね。


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調味料 石垣島ラー油や卵専用しょうゆ人気 「内食」影響(毎日新聞)

 ラー油、しょうゆ、バジルソース……。長引く不況などで、自宅で食事をする「内食」が増え、調味料が変わってきた。手軽な節約料理がはやる背景は。【松本光央、中山裕司】

 東京・銀座にある沖縄のアンテナショップ「銀座わしたショップ」には毎月1回、行列ができる。目当ては幻のラー油とも呼ばれる「石垣島ラー油」(100ミリリットル、892円)が買える整理券だ。毎月10日に200個限定で販売し、先月も84人の行列ができた。

 ラー油は石垣島の辺銀(ぺんぎん)食堂が石垣島唐辛子やニンニクなどから製造。ご飯にかけるだけの「石ラーごはん」も評判だ。数年前から買っているという埼玉県熊谷市の主婦(67)は午前5時過ぎに自宅を出た。「味が深いというか、このおいしさは食べていない人には分からない」と話す。1月も購入した横浜市の無職男性(65)は「1人1個限定で貴重なので、先月買った分は食べていない」という。

 桃屋が昨夏発売した「辛そうで辛くない少し辛いラー油」(オープン価格)も発売2カ月で品薄となり、増産体制をとる。揚げニンニクや揚げタマネギを入れた具だくさんで、ユニークな商品名と相まって「ラー油だけでご飯を食べられる」と人気に火がついた。

 こだわりしょうゆも売れている。第三セクター「吉田ふるさと村」(島根県雲南市)が02年に売り出した卵かけご飯専用しょうゆ「おたまはん」(315円)は、カツオだしとみりんで卵のうまみを引き出す。販売数は210万本を超えた。

 洋食用ソースも好調だ。キユーピーが06年から売り出した「イタリアンテ」はパスタや冷菜、魚料理にかけるソース14種をそろえ、簡単に本格的な料理ができるとあって、08年度は前年度の174%の売り上げとなった。同社は「結婚記念日などハレの日に、家で気楽にイタリアンを楽しめる」という。

 日本フードサービス協会の外食産業市場動向調査では、昨年の売上高は前年比1・5%減と6年ぶりに減少に転じた。外食の低価格化に加え、内食が増えたことを裏付ける。

 節約料理本も登場した。火を使わずに2工程で1食約30円で調理する方法を盛り込んだ「おとなのねこまんま」は1年間で25万部売れた。編集した「アース・スターエンターテイメント」(東京都渋谷区)宣伝部は「誰もが一度は食べたことのあるねこまんまへの懐かしさも話題を呼んだと思う」と言う。

 料理研究家の栗原はるみさんは「『弁当男子』の現象があるように、料理の楽しさを多くの人が分かってきたのでは。背景には食の安全と不況、家族の復権がある。和食は健康食で、四季を通じて食材が豊富で英国や米国、ドイツでも人気。簡単レシピの本を入門編として活用し、その後にいろんな料理を覚えてくれるといいですね」と話した。

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